「Vlax-ldata-get」の版間の差分
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:* default-data : ディクショナリ内に一致するキーが存在しない場合に返す LISP データ。  | :* default-data : ディクショナリ内に一致するキーが存在しない場合に返す LISP データ。  | ||
:* private : private 引数に nil 以外の値が指定され、独自の名前空間 VLX から vlax-ldata-get 関数が呼び出されると、vlax-ldata-get 関数は dict からプライベート LISP データを取得する。    | :* private : private 引数に nil 以外の値が指定され、独自の名前空間 VLX から vlax-ldata-get 関数が呼び出されると、vlax-ldata-get 関数は dict からプライベート LISP データを取得する。    | ||
: * private 引数を指定した場合は、default-data   | : * private 引数を指定した場合は、default-data 引数も指定する必要があり、default-data 引数には nil を使用できる。  | ||
: * 独自の名前空間 VLX が、同じ dict および key を使用して、プライベート データと非プライベート データの両方を格納できることに注意。 プライベート データは、同じ VLX からアクセスできるだけだが、非プライベート データは、任意のアプリケーションが取得することができる。  | : * 独自の名前空間 VLX が、同じ dict および key を使用して、プライベート データと非プライベート データの両方を格納できることに注意。 プライベート データは、同じ VLX からアクセスできるだけだが、非プライベート データは、任意のアプリケーションが取得することができる。  | ||
2021年2月17日 (水) 11:08時点における最新版
- 構文
 - (vlax-ldata-get dict key [default-data] [private])
 
- 機能
 - 図面ディクショナリまたはオブジェクトから LISP データを取得する。
 
- 引数
 - 
- dict : VLA オブジェクト、AutoCAD 図形オブジェクト、またはグローバル ディクショナリの名前を示す文字列。
 - key : ディクショナリ キーを指定する文字列。
 - default-data : ディクショナリ内に一致するキーが存在しない場合に返す LISP データ。
 - private : private 引数に nil 以外の値が指定され、独自の名前空間 VLX から vlax-ldata-get 関数が呼び出されると、vlax-ldata-get 関数は dict からプライベート LISP データを取得する。
 
 - * private 引数を指定した場合は、default-data 引数も指定する必要があり、default-data 引数には nil を使用できる。
 - * 独自の名前空間 VLX が、同じ dict および key を使用して、プライベート データと非プライベート データの両方を格納できることに注意。 プライベート データは、同じ VLX からアクセスできるだけだが、非プライベート データは、任意のアプリケーションが取得することができる。
 
- 戻り値
 - key 項目の値。
 
- サンプル
 - Visual LISP コンソール ウィンドウに次のコマンドを入力する。
 
(vlax-ldata-put "mydict" "mykey" "Mumbo Dumbo") "Mumbo Dumbo" (vlax-ldata-get "mydict" "mykey") "Mumbo Dumbo"
- VLX のプライベート データの使用をテストするには
 
- Visual LISP コンソール ウィンドウに次のコマンドを入力する。
- (vlax-ldata-put "mydict" "mykey" "Mumbo Dumbo")
 - "Mumbo Dumbo"
 - (vlax-ldata-get "mydict" "mykey")
 - "Mumbo Dumbo"
 
 - ファイルに次のコードを入力し、[アプリケーションを作成]を使用してファイルから VLX を作成する。 [アプリケーションを作成]ウイザードの[エキスパート モード]を使用します。また、[コンパイル オプション]タブで[独自の名前空間]オプションを選択する。
- (vl-doc-export 'ldataput)
 - (vl-doc-export 'ldataget)
 - (vl-doc-export 'ldataget-nilt)
 - (defun ldataput ()
 - (princ "This is a test of putting private ldata ")
 - (vlax-ldata-put "mydict" "mykey" "Mine! Mine! " T)
 - )
 - (defun ldataget ()
 - (vlax-ldata-get "mydict" "mykey")
 - )
 - (defun ldataget-nilt ()
 - (vlax-ldata-get "mydict" "mykey" nil T)
 - )
 
 - VLX ファイルをロードする。
 - ldataput 関数を実行して、プライベート データを保存する。
- (ldataput)
 - This is a test of putting private ldata
 - ldataput 関数を定義しているコードを再確認すること。この関数は "Mine! Mine!" という文字列を格納している。
 
 - ldataget 関数を実行して、LISP データを取得する。
- (ldataget)
 - "Mumbo Dumbo"
 - ldataget 関数が取得したデータは、ldataput 関数が格納したデータではないことに注意。 これは、ldataget 関数が、private 引数を指定せずに vlax-ldata-get 関数を呼び出したためで、ldataget 関数が取得したデータは、手順 1 で Visual LISP コンソールから vlax-ldata-put 関数を実行して設定したデータになる。
 - (ldataget-nilt)
 - "Mine! Mine! "
 
 - ldataget-nilt 関数を実行して、LISP データを取得する。
- (ldataget-nilt)
 - "Mine! Mine! "
 - 今度は、ldataget-nilt 関数が vlax-ldata-get 関数の呼び出しで private 引数を指定しているので、ldataput 関数が保存したプライベート データが返される。
 
 - Visual LISP コンソール プロンプトから、ldataget-nilt 関数が使用するのと同じ呼び出しを実行して、プライベート データを取得する。
- (vlax-ldata-get "mydict" "mykey" nil T)
 - "Mumbo Dumbo"
- vlax-ldata-get 関数を独自の名前空間の外側で実行した場合、private 引数は無視される。 指定された dict および key に対する非プライベート データが存在する場合(そのインスタンス内に)、そのデータが取得される。
 
 
 
関連事項
- vlax-ldata-get 関数
 - vlax-ldata-delete 関数
 - vlax-ldata-list 関数
 - vlax-ldata-put 関数