「Initcommandversion」の版間の差分
 (ページの作成: ; 構文 : (initcommandversion [''version''])   ; 機能 : 次のコマンドを指定したバージョンで実行する。 : この関数は、どのように実行された…)  | 
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{{AutoLISP}}  | |||
; 構文  | ; 構文  | ||
: (initcommandversion [''version''])  | : (initcommandversion [''version''])  | ||
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; 機能  | ; 機能  | ||
: 次のコマンドを指定したバージョンで実行する。  | : 次のコマンドを指定したバージョンで実行する。  | ||
: この関数は、どのように実行されたかに関係なく、バージョンをサポートしているコマンドに、指定した動作をさせる。この関数は、コマンド バージョンをサポートするように更新されたコマンドに対してのみ有効。このようなコマンドでは、初期化されたコマンド バージョンのテストは、LISP やスクリプトを使用して実行されたコマンドかどうかを確認する旧方式のテストに取って代わる。サポートされているコマンドが手動で実行された場合、既定のバージョンは 2 (または最新バージョン)  | : この関数は、どのように実行されたかに関係なく、バージョンをサポートしているコマンドに、指定した動作をさせる。この関数は、コマンド バージョンをサポートするように更新されたコマンドに対してのみ有効。このようなコマンドでは、初期化されたコマンド バージョンのテストは、LISP やスクリプトを使用して実行されたコマンドかどうかを確認する旧方式のテストに取って代わる。サポートされているコマンドが手動で実行された場合、既定のバージョンは 2 (または最新バージョン)。コマンドがオートメーションによって実行された場合、既定のバージョンは 1 。  | ||
; 引数  | ; 引数  | ||
:* version : この引数は、コマンドが使用するバージョンを指定する。この引数を省略した場合、サポートされているコマンドの次の使用(次の使用のみ)では、最新バージョンに初期化される。    | :* version : この引数は、コマンドが使用するバージョンを指定する。この引数を省略した場合、サポートされているコマンドの次の使用(次の使用のみ)では、最新バージョンに初期化される。    | ||
; 戻り値  | ; 戻り値  | ||
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; サンプル  | ; サンプル  | ||
: コマンド バージョンの初期化は、サポートされているそれぞれのコマンドによって、異なる結果になることがある。たとえば、FILLET[フィレット]コマンドがあり、初期化されたバージョンが存在しないとする。  | : コマンド バージョンの初期化は、サポートされているそれぞれのコマンドによって、異なる結果になることがある。たとえば、FILLET[フィレット]コマンドがあり、初期化されたバージョンが存在しないとする。  | ||
<pre class="brush:autolisp;">  | |||
FILLET  | |||
現在の設定: モード = トリム、フィレット半径 = 0.0000  | |||
最初のオブジェクトを選択 または [元に戻す(U)/ポリライン(P)/半径(R)/トリム(T)/複数(M)]: *キャンセル*  | |||
(INITCOMMANDVERSION 1)  | |||
FILLET  | |||
現在の設定: モード = トリム、フィレット半径 = 0.0000  | |||
最初のオブジェクトを選択 または [元に戻す(N)/ポリライン(P)/半径(R)/トリム(T)/複数(U)]: *キャンセル*</pre>  | |||
: 他の典型的な例は、COLOR[色設定]コマンド。普通に COLOR コマンドを実行すると、[色設定]ダイアログ ボックスが表示される。しかし、COLOR コマンドを実行する前に (initcommandversion 1) を実行すると、コマンド イランにプロンプトが表示される。  | : 他の典型的な例は、COLOR[色設定]コマンド。普通に COLOR コマンドを実行すると、[色設定]ダイアログ ボックスが表示される。しかし、COLOR コマンドを実行する前に (initcommandversion 1) を実行すると、コマンド イランにプロンプトが表示される。  | ||
[[Category:AutoLISP]]  | [[Category:AutoLISP]]  | ||
2016年2月23日 (火) 14:43時点における版
- 構文
 - (initcommandversion [version])
 
- 機能
 - 次のコマンドを指定したバージョンで実行する。
 - この関数は、どのように実行されたかに関係なく、バージョンをサポートしているコマンドに、指定した動作をさせる。この関数は、コマンド バージョンをサポートするように更新されたコマンドに対してのみ有効。このようなコマンドでは、初期化されたコマンド バージョンのテストは、LISP やスクリプトを使用して実行されたコマンドかどうかを確認する旧方式のテストに取って代わる。サポートされているコマンドが手動で実行された場合、既定のバージョンは 2 (または最新バージョン)。コマンドがオートメーションによって実行された場合、既定のバージョンは 1 。
 
- 引数
 - 
- version : この引数は、コマンドが使用するバージョンを指定する。この引数を省略した場合、サポートされているコマンドの次の使用(次の使用のみ)では、最新バージョンに初期化される。
 
 
- 戻り値
 - T
 
- サンプル
 - コマンド バージョンの初期化は、サポートされているそれぞれのコマンドによって、異なる結果になることがある。たとえば、FILLET[フィレット]コマンドがあり、初期化されたバージョンが存在しないとする。
 
FILLET 現在の設定: モード = トリム、フィレット半径 = 0.0000 最初のオブジェクトを選択 または [元に戻す(U)/ポリライン(P)/半径(R)/トリム(T)/複数(M)]: *キャンセル* (INITCOMMANDVERSION 1) FILLET 現在の設定: モード = トリム、フィレット半径 = 0.0000 最初のオブジェクトを選択 または [元に戻す(N)/ポリライン(P)/半径(R)/トリム(T)/複数(U)]: *キャンセル*
- 他の典型的な例は、COLOR[色設定]コマンド。普通に COLOR コマンドを実行すると、[色設定]ダイアログ ボックスが表示される。しかし、COLOR コマンドを実行する前に (initcommandversion 1) を実行すると、コマンド イランにプロンプトが表示される。